目標設定の種類と解説

目次

1.目標設定の種類と解説

2.目標設定の留意点「SMART」目標設定

3.まとめ

 

1.目標設定の種類と解説

目標には種類がありビジョンに対してそこにいくまでの道のりの目標である「長期目標」「中期目標」「短期目標」があり、またその目標に対しての「結果目標」「成長目標」「パフォーマンス目標」「練習目標」などがあります。

 

「長期目標」・・・2〜3年程度で達成可能な目標

 

「中期目標」・・・3〜4ヶ月〜1年程度で達成可能な目標

 

「短期目標」・・・1週間〜1ヶ月程度で達成可能な目標

 

ただし年齢や立場など様々な条件に対して「長期目標」のスパンも1年や5〜10年に変わることもあり、「長期目標」のスパンに対して「中期目標」「短期目標」のスパンも変化していきます。

実際この「長期目標」「中期目標」「短期目標」がどのようなものなのかですが、旅行に例えると「ビジョン」がニューヨークに行くことだったとすれば、まず福岡空港に行かなくてはいけません。

福岡空港に行くことが「長期目標」。

福岡空港に行くためには地下鉄に乗る必要があります。

駅に行き地下鉄に乗ることが「中期目標」。

駅に行き地下鉄に乗るためにはバス停に行きバスに乗る必要があります。

バス停に行きバスに乗ることが「短期目標」。

ニューヨークに辿り着くためにはその前にあるポイントに行く必要があり、いきなりニューヨークに行くことは出来ません。

このように「ビジョン」に対して「長期目標」「中期目標」「短期目標」を持ち逆算して考える「逆算思考」が大切です。

「プロスポーツ選手になる」「甲子園に行く」などの「長期目標」は考えることができてもその「中間地点」となるポイントはあまりイメージ出来ていない人が多くいます。


「長期目標」だけだと今の自分から遠すぎてあまり現実味がなくなってしまい、モチベーションの低下や行動があいまいになりやすいですが、「中期目標」「短期目標」などのポイントを理解することでリアルにイメージでき行動を起こしやすくなります。

また「結果目標」「成長目標」「パフォーマンス目標」「練習目標」というものがあります。

 

「結果目標」・・・「勝利する」「順位を上げる」といった結果を重視した目標

 

「成長目標」・・・結果を出すために必要な自分の状態の目標

 

「パフォーマンス目標」・・・自分自身のパフォーマンスに焦点を当てた自分自身が基準の目標

 

「練習目標」・・・「結果目標」「成長目標」「パフォーマンス目標」を達成するために何をするのかの目標

 

一般的に目標というと「結果目標」のイメージが強いと思いますが、スポーツではこれだけだとモチベーションの持続が難しくなります。

スポーツは対戦相手がいて、どんなに努力しても相手が自分より強い場合、目標を達成することが難しい場合があります。

「結果目標」だけしか立てていない場合、まだ勝つことが出来ない時期に選手が自信を失ってしまうことがありますが「成長目標」「パフォーマンス目標」「練習目標」のように自分自身に目を向けた目標を立てておけば、負けたとしても次に繋がる反省を行い、モチベーションを維持することや高めることが可能になります。

 

2.目標設定の留意点「SMART」目標設定

Specific(具体的)

目標は具体的なもののほうが機能します。

ただ「プロになる」よりも「◯◯のチームに所属」、「〇〇のタイトルを獲得」、「〇〇なプレースタイルで活躍している」などの具体的なものにするほうがよりイメージが鮮明になります。

人間はイメージしやすい方が行動に移しやすいのです。

 

Measurable(計測可能、数字)

目標は測定できるものや、数字にできる基準が明確なものにしましょう。

そのほうが達成したかどうかはっきりとわかりやすく目標に対して今どの位置にいるのか理解しやすくなります。

「足を速くする」よりも、「50m走で6.5秒切れるようにする」の方が目標を達成できたかどうかがわかりやすいため反省しやすく、さらに次の目標に繋げやすくなります。

 

Achievable(達成可能)

目標は努力すれば達成できると感じられる達成可能なものに設定することが重要です。

自分自身が達成が出来ないと感じているものに設定してしまうとモチベーションが落ちてしまいます。

逆に周りの人から無理だと言われても自分自身ができると感じているのであればモチベーションを持って取り組めるので、自分が達成可能だと感じられるように設定しましょう。

 

Relevant(関連性)

目標は関連性があることも重要になってきます。

目標を達成した先に何があるのか、何のために目標を達成するのかを考える必要があります。

目標との関連性が明確になることで、モチベーションの維持、向上に繋がります。

 

Time-bound(期限)

目標に期限があることは重要項目になります。

適度な緊張感がなければ行動があいまいになりがちですが、期限があることで緊張感が出てきて行動の質を高めることが可能です。

期限があることでモチベーションを維持しながら目標達成にエネルギーを注ぐことが可能になります。

 

3.まとめ

目標設定にはさまざまな種類や方法が存在します。

ただ目標設定に絶対にこうしなければいけないという決まりはないので、目標設定の種類や方法、どのような効果があるのかを理解した上で自分にあった目標設定を見つけていくことが重要になります。

自分なりに試行錯誤しながらビジョン達成に向けて行動と成長を促進していきましょう。

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