目次
1.ゾーンとは
2.なぜゾーンに入る必要があるのか
3.ゾーンに入る要素
4.まとめ
1.ゾーンとは
ゾーンとは「最高の精神状態」「超集中状態」のことです。
集中力が極限まで高まり、他の思考や感情、周囲の景色や音などが意識から消えて感覚が研ぎ澄まされ、今この瞬間に没頭している特殊な意識状態になります。
2.なぜゾーンに入る必要があるのか
一流のアスリートになればなるほどゾーンに入る経験をすることがあります。
この「超集中状態」でプレーすることで圧倒的にハイレベルなパフォーマンスを発揮することが可能になります。
競技中ゾーンに入ることで、相手の動きがスローモーションに見えたり、動いているボールの縫い目まで見えることもあり、小さいボールがスイカほどの大きさに見えることもあります。
ゾーンに入ることで自分の持っている「潜在能力」を発揮することができ、普段では感じることの出来ないレベルでものごとを感じ取り、競技能力を大きく向上させることが可能になります。
3.ゾーンに入る要素
ゾーンには意図的に入ることが可能と言われています。
ゾーンに入れてくれる要素は1つではありませんが、その中の1つに「心理的準備」があり練習や試合は大切ですが、それ以上にOFFの時にどんな準備をするかがゾーンに入るための重要な要素になってきます。
朝起きてから何をするのか、食事や睡眠時間、ウォーミングアップはどのような行動をとって感情の流れを作り出すと、ゾーンに入りやすいのか自分自身を理解することが必要です。
またここは個人差が大きいので自分自身で試行錯誤しながら見つけていくことが必要になってきます。
他にもその時の自分の心理状況を感じ取り「リラクゼーション」や「サイキングアップ」を使い分けたり「ルーティン」「イメージトレーニング」「目標設定」「セルフトーク」などがゾーンに入れてくれる要素になってきます。
4.まとめ
メンタルトレーニングの目的の1つとしてスポーツ選手に最高のパフォーマンスを発揮してもらうということがあります。
そのためにピークパフォーマンスを発揮できた時の心理状態や行動はどうだったのか理解していくことが必要になってきてその時の状況を探っていくことでよりゾーンを誘発することに繋がります。
練習や試合でより多くそういった状態でプレーできる回数や時間を増やし、自分自身でゾーンに持っていけるようになることが重要になってきます。